キャンプで使いたい「耐火シート」!
おすすめの種類や選び方などをご紹介
自然の中で調理をするのがキャンプの楽しみですが、調理で焚き火をする際、落ちる灰や火の粉が気になったことはありませんか? 今回ご紹介するのは、キャンプ後の環境マナーや安全のためにおすすめしたい「耐火シート」。 シートなので降りたたんで運ぶことができ、さっと敷くだけで、地面や芝生を熱や灰などから、守ることができ安心です。どんな耐火シートを選べばいいのか、種類や特徴などをご紹介して参ります。
1-1 グラスファイバー製
1-2 カーボンフェルト製
2 耐熱性と断熱性で選ぶ
2-1 長時間の調理で使う場合は断熱性を重視
2-2 シート下の温度は大丈夫?耐熱性も大切
3 使用感の違い
3-1 チクチク素材のグラスファイバー
3-2 柔らかさが特徴のカーボンフェルト
4 サイズはどうやって選べばいいの?
焚き火の約4倍の大きさが目安
5 耐水性や汚れやすさは?
6 ペグ付きタイプを選ぼう
7 まとめ
使用頻度やシートの特徴を見ながら選ぼう
1 耐火シートは大きく分けて2種類ある
耐火シートには大きく分けて、細かいガラス繊維で作られた「グラスファイバー製」と、特殊なアクリル繊維から生成されたカーボンフェルト製があります。
1-1 グラスファイバー製
非常に細かいガラスからできており、ガラス素材の耐火性を利用して生成されています。比較的安価で耐久性があり扱いやすい反面、ガラス素材なため素手で触るとチクチクするといった特徴があります。
1-2 カーボンフェルト製
特殊なアルカリ繊維を高温で熱すると、炭素化します。この炭素化した繊維は、軽くて硬く、高温に耐えられる性能を持ちます。そのため軽くて丈夫な性質を活かし、耐火シートだけではなく、ゴルフのグラブなどのスポーツ用品や飛行機など、幅広い分野で利用されています。
2 耐熱性と断熱性で選ぶ
耐火シートには耐熱性と断熱性が表示されています。耐熱性とは、文字通り熱に耐えられる温度を指します。 断熱性は、瞬間的な温度にどれだけ耐えられるかを表す力と、連続した温度に耐えられる力の両方があり、どちらも大切な機能となっています。
2-1 長時間の調理で使う場合は耐熱性を重視
キャンプで焚き火をすると、周囲の温度は上がります。長時間焚き火をしたままの状態だと、焚き火を乗せている耐火シートはかなり高温になります。ですので、瞬間耐性温度が低い商品だと、長時間火の近くにさらされた場合、シートが熱に耐えられなくなり、危険な場合も。 価格にもよりますが、キャンプ用として販売されている商品であれば、通常の焚き火には耐えられると考えられますが、目安として連続使用温度の700℃以上の商品を選ぶと安心でしょう。グラスファイバー製の商品の方がガラス繊維の性質状、連続使用温度が高い傾向があります。 焚き火では、灰や炭などが急に落下することがあります。そのような瞬間的な熱に対し耐えられる温度が瞬間耐熱温度ですが、瞬間耐熱温度が低い商品だと落下物の温度によっては、シートに穴が空いたり焦げたりする場合があります。ちなみに瞬間的な熱に対して強いのは、カーボンフェルト製と言われています。 ただし製品により、違いがありますので、連続使用温度、瞬間耐熱温度共に数値があまり低い商品は選ばないようにしましょう。
2-2 シート下の温度は大丈夫?耐熱性も大切
シートそのものが熱に耐えられる温度についてご紹介して参りましたが、もともと耐火シートは地面や芝を守るために敷くもの。そのため、耐熱性と同様にシート外への熱を遮断する断熱性も大事な要素です。 断熱効果の高いシートを選択する事はもちろん、キャンプ場の環境を守るためにも、断熱温度にも注意が必要で、場合によってはシート下にブロック等で焚き火台を作った方が安心です。
3 使用感の違い
耐火シートは素材の種類によって、使用感に大きな違いがあります。
3-1 チクチク素材のグラスファイバー
グラスファイバー製は、細かいガラス繊維で出来ていますので、素手で触るとチクチクします。そのため扱う際は手袋をし、小さなお子さんがいる場合は素手で触らないよう気をつけましょう。 また、やや割高になりますが、シリコーンでコーティングした商品もあります。小さなお子さんがいる場合は、シリコーンコーティングした商品を選ぶ方が安心です。
3-2 柔らかさが特徴のカーボンフェルト
柔らかく軽くて折り畳みが出来るのがカーボンフェルト製の特徴です。ただし、繊維同士の中にゴミが入りやすいといった難点もあります。
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4 サイズはどうやって選べばいいの?
たくさんの種類の耐火シートが販売されていますが、選ぶ時の目安としては、焚き火場の約4倍が目安とされています。火の粉が飛んだり落下物があることを考え、大き目のサイズを選ぶと安心です。
5 耐水性や汚れやすさは?
グラスファイバー製はガラス繊維のため、吸水性はなく水をはじきます。そのため急な雨にも強く、汚れなどもつきにくいです。 反対にカーボンフェルト製は水を吸収しやすく、繊維の中に芝などが入り込みやすく汚れやすい特徴があります。
6 ペグ付きタイプを選ぼう
キャンプは野外ですので、無風という事は少ないでしょう。調理中、焚き火から落ちた火の粉やマキや炭などがシートに落ち、そのままシートが風で飛ばされると危険です。安全のため耐火シートを選ぶ時は、ハトメ、ペグ付きのタイプを選びしっかりと固定するようにします。
7 まとめ
今回は、キャンプで使える耐火シートをご紹介して参りました。敷くだけで簡単にキャンプ場の土や芝などを守ることができる製品ですが、耐熱効果や耐火温度など製品によって違いがあります。また素材の種類によっては汚れやすいなどの特徴がありますので、キャンプの規模に応じて選択してみてください。
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